キャンプ

【初めてのコット選び キャンプ初心者必見】

キャンプをやっていると、地面がゴツゴツして体が痛くて眠れなかった、地面の冷気が冷たくて眠れなかった、などと聞くことがあります。またコットには興味があるけど、どんな種類があって何を選べばいいのか、わからないという方も多いと思います。そういった悩みを解決できたらと思い、コットの良さやおすすめのコットをまとめてみました。

出典:Amazo

【この記事でわかること】

  • コットとはどんなものかわかる
  • どんな種類のコットがあるかわかる
  • どんなコットを選べばいいかわかる

【コットって何?コットの良さとは?】

コットとは折りたたみ式のベッドのことです。地面と距離を取り、浮いた状態で眠ることができるため、地面からの冷気を体に伝えることなく快適に眠ることができます。地面にマットを敷いて寝ていると、どうしても地面の石が気になるということがありますが、コットを使えばそうした心配をすることなく、快適に眠ることができます。また体との接地面には、通気性のいい生地を採用しているブランドが多いため、夏場の寝汗対策としても有効です。寝るまでの間は、ベンチとして使うことができるものが多い事も人気の秘訣です。ハイタイプで使用する時はコットの下に荷物を入れたり、コットを使わない時は荷物置きとしても使えるので、テント内の限られたスペースを広く見せる工夫もできるところが良さです。

出典:スノーピーク

【コットの種類】

コットといっても様々な種類や形があります。大きく分けて3種類の形のコットに分かれますが、それぞれの良いところを紹介していきます。

  • ロータイプ:地面からの距離は近いが安定感があり、寝た時にテントの天井との距離があるため、開放感を感じれます
  • ハイタイプ:地面からの距離を高く保ち、地面の冷気を感じにくい作りになっています
  • ハイブリットタイプ:ロータイプにもハイタイプにもできる2Wayのもの。どちらの良さも兼ね備えていて個人的に1番おすすめです。

 

その中で組み立て方が2つに分かれます

  • ワンタッチ式:広げるだけで簡単に組み立てれます
  • 組み立て式:コンパクトに収納できます

コット選びの気をつけるポイント

  • ロータイプ、ハイタイプ、ハイブリットタイプ、どんな形のコットが自分のテントに合うか
  • ワンタッチ式か、コンパクトに持ち運べる組み立て式か
  • 横幅にゆとりをもちたいか
  • 耐荷重は大丈夫か

これら4点を軸にしてコットを探すと、きっと良いコットが見つかります。

  【おすすめの人気コット6選】

キャンプギアを選ぶ上で、安心して使える物なのかということは、とても重要になってきます。キャンプギアを知り尽くしたメーカーだからこその安心感は、何物にも変え難いものがあります。その中でも人気のコットを集めてみました。

ヘリノックス コットワン コンバーチブル

  • サイズ:(長さ)190×(幅)68×(高さ)16cm
  • 収納サイズ:16×16×54cm
  • 重量:2.1Kg
  • 耐荷重(静荷重):145kg
  • カラー:ブラック、コヨーテタン、グリーン、レッド

コンパクトで軽量なキャンプギアが多いことで有名な、ヘリノックスが出しているコットです。寝心地を意識したコンバーチブルと軽量を意識したライトモデルがあります。アルミフレームを使っていて2.1kgという軽量さと、145kgまで耐えられる丈夫さを実現しています。別売りのコットレッグを使用することで、ハイタイプにも切り替え可能です。他社メーカーと比べても、反発力が強く腰の沈みが少ないため快適に寝ることができ、生地の張り具合や丈夫なフレームにより、きしみ音が無い事がクチコミでも高評価です。

 ヘリノックス ライトコット

  • サイズ:(長さ)185×(幅)60×(高さ)13cm
  • 収納サイズ:13×13×53cm
  • 重量:1.2kg
  • 耐荷重:120kg

ヘリノックスのコットワンコンバーチブルと比較すると、重さが約半分で超軽量モデルになっています。収納時のコンパクト性を高めるために、サイドポールが折りたたみ式になっており、コンバーチブルモデルと比べて、幅が-8cmになっているので、小柄な方や女性におすすめです。こちらのライトモデルでは、コンバーチブルモデルに取り付けれるコットレッグが取り付けれないので、ロータイプでの使用しかできません。また、耐荷重がコンバーチブルよりも-25kgで120kgとなっているため、耐荷重に注意が必要です。

スノーピーク コット ハイテンション

  • サイズ:(長さ)200×(幅)65×(高さ)32cm
  • 収納サイズ:12.5×16.5×14.5cm
  • 材質: 生地/ポリエステル600D・PVC加工、フレーム/アルミアルマイト加工、ステンレス304
  • 重量:6.0kg

高さが32cmあり、ローコットとハイコットの中間の高さなので、立ち上がりやすさなど、両タイプのいい面も兼ね備えています。またデザインがとてもおしゃれなのでキャンプはもちろん、家での使用にもおすすめです。長さが200cmあり高身長の人でも安心して使えるコットです。設営は開いて座面の布を調整するだけなので、とても簡単です。フレームはアルミで、表面をアルマイト加工(酸化皮膜で覆われている状態のこと)がしてあるため腐食しにくい作りになっています。丈夫な作りで安定感はかなりあるのですが、重さが6.0kgとやや重いので、車で行くオートキャンプなどにおすすめです。収納サイズが他社製品と比べるとやや大きいので、収納スペースに注意が必要です。 

kalili 折り畳み式ベッド アウトドア用コット

  • サイズ:(長さ)187×(幅)65×(高さ)38cm
  • 収納サイズ:55×19cm
  • 材質:アルミニウム合金、600Dナイロン
  • 重量:3.1kg
  • 耐荷重:120kg

あまり聞き慣れたブランドではないかもしれませんが、ロータイプにもハイタイプにもなる2Wayのハイブリットタイプのコットです。ハイタイプでは地上から38cmの高さがあり、地面の冷気を体に伝えることなく快適に眠れます。荷重をかけても沈み込みすぎず、しっかりとした張りが感じられます。ロースタイルとして使用する時は、脚を離脱することはできないので折り畳んで使います。フレームはアルミが使われており、高い安定性を感じる事ができます。

ハイランダー 軽量アルミコット

  • サイズ:(長さ)188×(幅)68×(高さ)16cm
  • 収納サイズ:14cm×55cm
  • 重さ:2kg
  • 耐荷重:80kg
  • カラー:ブラック、ブラウン

ハイランダーはアウトドアギアのオンラインショップ、『ナチュラム』のオリジナルブランドです。軽量なのに価格も抑えられていて、コスパが良いコットの一つです。ロータイプのみでの使用となり、生地の張り感もしっかりあり、寝心地のいいコットとなっています。アルミ製とスチール製があり、アルミ製は耐荷重が100kg、スチール製は耐荷重が120kgとなっています。すごくコスパのいいコットですが、若干きしみ音が気になるというクチコミもありました。

クオルツ 2WAYライトビームコット

  • サイズ:(長さ)191×(幅)61.5×(高さ)36.5/22.5cm←2段階(脚部の差込口を変えるだけで変更可能)
  • 収納サイズ:55×19×17cm
  • 重量:3.3kg
  • 耐荷重:100kg
  • カラー:ブラウン、ブラック

アウトドアで有名なWILD-1のオリジナル新ブランド『クオルツ』が作ったコットです。アルマイト加工されたアルミをフレームに、シートにはポリエステルを使い、耐荷重は100kgまでとなっています。ですが、椅子として100kgの荷重はかけないことが推奨されています。収納袋にこだわりがあり、それぞれのパーツを個別の部屋の様になっている所に収納しひとまとめになる様、工夫されています。ロータイプ、ハイタイプどちらでも使えるハイブリッドタイプとなっています。ハイタイプで使用した時に若干グラつきが気になるというクチコミがありました。

【おすすめの軽量コット】

人数分持ち運ぶと考えると、重量も選ぶ上でポイントとなってきます。車を横につけてキャンプをできるオートサイトならなんとかなりますが、車を乗り入れられないサイトなどは重量の思いコットだと運ぶのが少し大変です。軽量コットだと持ち運びはもちろん、バイクキャンパーの方にもおすすめです。

サーマレスト ラグジュアリーウルトラライトコット

  • サイズ:(長さ)195×(高さ)10.2×(幅)66cm
  • 収納サイズ:43×13cm
  • 重さ:1.36kg
  • 耐荷重:147kg

1.36kgという驚きの軽量コットです。裏面のサーマキャプチャー加工が熱を反射する仕組みになっており、冬でも地面の冷気が体に伝わらず、暖かく眠ることができます。パーツが色分けされており、組み立てにも力を使わなくていいので、初めての方にでも安心して使って頂けます。コスト面でやや高いものの、小さく収納できて持ち運びできるのでおすすめです。三日月型の脚が地面と接地しているので、下に敷くグランドシートやテントに穴が開かないか心配という方には、オプションのコットコースターも併せて買うことをおすすめします。

ロゴス エアライトアッセムプットヘッド

  • サイズ:(長さ)185×(幅)61.5×(高さ)12.5cm
  • 収納サイズ:(約)43.5×4.5×20cm
  • 重量:約2.5kg
  • 耐荷重:約100kg

強度がありながら軽量化を実現したコット。フレームを押すだけでロックがかかり簡単に組み立てることができるので初心者でも安心して使えます。フレームには7001ジュラルミンを使っているため、軽量で丈夫なコットのひとつです。

DOD バッグインベッド

  • サイズ:(長さ)183×(幅)72×(高さ)15.5cm
  • 収納サイズ:51×12×16cm
  • 重さ:2.6kg(付属品含む)
  • 耐荷重:120kg
  • カラー:ベージュ、カーキ、タン

軽量でコンパクトで名前のとおり、バックの中に入れて持ち運びができるコットです。価格も1万円前後と良心的でカラーバリエーションが豊富なので、テントやタープの色と合わせて買うのもいいですね。改良されて布のテンションが上がり、使いやすくなったとのクチコミが多く、張りがやや柔らかめが好みの方におすすめです。バイクキャンプやキャンプフェスなどにも使いやすいコットではないでしょうか。

キャプテンスタッグ CSフォールディングベッド

  • サイズ:(長さ)188×(幅)59.5×(高さ)55cm
  • 収納サイズ:24×20×94cm
  • 重量:5.7kg
  • 耐荷重:80kg

キャンプギアでとても有名なブランドのコットです。特徴はなんといっても広げるだけで、組み立てれるというコットです。またシートに張りがなく、ハンモックの様な包み込まれる寝心地を味わえます。シートの張り感が苦手な方などにはとてもおすすめのコットです。組み立て式のコットと比べると重量は劣りますが、なんといっても広げるだけで使える便利さはおすすめです。折りたたみ式コットとしては、イチオシの軽量タイプです。

ワック 2WAYフォールディングコット

  • サイズ:(長さ)190cm ×(幅)65cm ×(高さ)17/37cm
  • 収納サイズ:60×18×18cm
  • 耐荷重:150kg
  • 重量:3.2kg
  • カラー:タン、オリーブ、ブラック

固すぎず程よい沈み具合にこだわって作られ、シートには300Dナイロンが使用されています。キャンパーの間では最高の寝心地との評価がある、ワックのコットです。付属のレッグポールを変えるだけで、ロータイプ、ハイタイプでの2Wayで使用できるハイブリットタイプのコットです。ハイタイプで使用することで、地面からの距離を保ち、悪天候など地面のコンディションが良くない時でも、安定した寝心地を届けてくれます。最高強度の超々ジュラルミンをフレームに使うことによって、きしみ音を減らし、高耐荷重になっています。さらには、1年保証があることも安心に繋がっています。フレームにマジックテープが付いていて、収納も簡単です。オプションのインフレータブルマットと併せて使うのもおすすめです。

【おすすめの横幅が広いワイドコット】

ここからは普通のコットより、やや横幅が大きく作られたコットを紹介します。大柄の方や寝返りをする方におすすめです。

ロゴス グランベーシック ベッドスタイルビッグコット

  • サイズ : (長さ)217×(幅)111×(高さ)51cm
  • 収納サイズ : 23×17×113cm
  • 重さ : 14.5kg
  • 耐荷重:120kg

特徴はなんといっても、この大きさです。シングルベッドと同じ大きさに作られており、寝返りも楽にすることができます。ホテルのベッドの寝心地を、アウトドアでも味わってもらえるようにと、作られたコットです。フレームはスチール製でやや重ためですが、丈夫さにこだわって作られています。別売のセルフエアマットのと併用して使うことで更に良質な寝心地を実現できます。

 Ogawa ハイ&ローコットワイド

  • サイズ:(長さ)191×(幅)71×(高さ)42/25cm
  • 収納サイズ19.5×59×17cm
  • 重さ:5.2kg
  • 耐荷重:120kg

脚の調整をすることで、ロータイプとハイタイプの2Wayで使用できるハイブリットタイプのコットです。サイズが大きく、快適性がクチコミでも評判です。オールブラックの作りが、かっこよく、テントやお持ちのギアにも合うのではないでしょうか。

DOD ワイドキャンピングベッド

  • サイズ:(長さ)190×(幅)77×(高さ)19cm
  • 収納サイズ:83×21×50cm
  • 重さ:4.4kg
  • 耐荷重量:100kg
  • カラー:ベージュ、ブラック

一般的なコットのサイズより幅が10cm大きいコットです。シートがPVC加工がされていることから、柔軟性が上がり経年劣化しにくいシートになっています。お手頃な価格で快適な寝心地のコットです。サイドにはポケットがあり就寝中のスマホの置き場などにも困りません。組み立てに慣れるまでサイドに差し込むポールが、若干抜けやすいことやフレームの取り付けに少しコツがいるとのクチコミがありました。

コールマン トレイルベッドコット

  • サイズ:(長さ)190×(幅)87×(高さ)40cm
  • 収納サイズ:14×18×93cm
  • 重量:9kg
  • 耐荷重:80kg(コット使用時)、70kg×2(ベンチ使用時)

幅が87cmもあるゆったりとしたコットです。耐久性の高いスチール製のフレームが安定性を高く保ってくれます。またサイドポケットも便利さのひとつです。フレームの取り付けにややコツがいることや、少し重たいとのクチコミがありました。

【おすすめの少し変わったコット】

あまり人が持っていない、特徴的なコットが欲しいという方にもおすすめのコットがあります。一緒に行く友人やキャンプ場で、人が持っているものと違う物が欲しいという気持ちすごくわかります。

DOD ハンペンインザスカイ

  • サイズ:(長さ)190(幅)78×(高さ)39cm
  • 収納サイズ:44×25×22cm
  • 重量(付属品含む):(約)5.9kg
  • 耐荷重:180kg(静止荷重)
  • カラー:タン、ブラック

この特徴的な見た目が印象に残ります。エアマット内臓のシートでふわふわの浮遊感を感じることができます。脚を折り畳めば、ロースタイルとしての使用も可能な2Wayのハイブリットタイプのコットです。付属のエアマットはエアポンプを用意しなくても使える、セルフポンプが内臓されています。栓を開けて押すと空気が入るようになっています。ハイタイプにして2つ並べて、1つの大きなベッドとして使っている人もいます。また3人までならベンチとして使用することも可能です。エアマットにはポリエステルのカバーがされており、メンテナンスのしやすさもおすすめのポイントです。少しきしみ音が気になるとのクチコミがありました。

フィールドア エアーコンパクトコット

  • サイズ:(長さ)190×(幅)64×(高さ)17cm
  • 収納サイズ:37×13×18cm
  • 重量(付属品含む):2.8kg
  • 耐荷重:150kg

エアマットとコットが一体化になったコスパの良いコットです。エアマットを膨らませるためのポンプも内臓されていて、別に買う必要がありません。強度の強いジュラルミンがフレームに使われていて、快適な寝心地にも繋がっています。

キャプテンスタッグ リクライニングベッド

  • サイズ:(長さ)182×(幅)56×(高さ)25cm
  • 収納サイズ:56×66×8cm
  • 重量:3.7kg
  • 耐荷重:80kg

コストパフォーマンスが高いことでも有名な、キャプテンスタッグが出しているコットです。全5段階のリクライニングができ機能性が高いことがポイントです。心地よい弾力性と簡単に折り畳めることもおすすめのコットの理由です。

【最後に】

参考になりましたでしょうか。あなたのお気に入りのコットは見つかりましたか?

  • ワンタッチ式と組み立て式どちらがいいのか
  • ロータイプ、ハイタイプ、どちらもできるハイブリットタイプがいいのか。
  • 普通の幅がいいのか、ワイド幅がいいのか。

どんなものにもメリット、デメリットがありますが、タイプ別に見ていくと自分のお気に入りのコットが見つかるのではないでしょうか。難しいと思われがちなコットの選び方で、皆さんのお役に立てれば嬉しく思います。

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